こんにちは。焙煎士の白井です。
恒例の「〇〇やってみたシリーズ」ですが、今回は番外編!!
全4回にわたって『[番外編]ちょっとそこまで行ってきた』をお送りいたします。
きっとワクワクしますよ。笑
[番外編第1回]ちょっとそこまで行ってきた!(この記事)
では、いってみましょう!!!
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毎日毎日ロースタリーにこもって焙煎してるとですね、「あ~、どっか行きたいなぁ・・・」と思うことが多々あります。笑
特に晴れている日なんてずっと空の向こうを見ています。(ちゃんと仕事はしていますよ!笑)
だから、今日はその鬱憤を晴らすべくちょっとそこまで行って来ます!
さようなら~
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はい、ということでブラジル!来ちゃいました。笑
ちょっと地球の反対側まで来ちゃいました。
ドバイ経由でトランジットタイムも入れると日本から約30時間です!
30時間で地球の反対側にこれちゃいます。近い!笑
ブラジルに着くと現地時間で18:30頃だったのですぐホテルに向かいます!
タクシーステーションでタクシーをチャーター・・・
ってどうしたらそんなとこが汚れるの?肩車したの?笑
タクシーステーションの受付窓の度肝を抜かれているとタクシーの運転手が決まりました。
この陽気なおじいちゃんです。74歳の彼、疲れた体にポルトガル語のマシンガントークを打ち込んで来ます。
となれば、ナメられないように日本語のマシンガントークで応戦します。
見事に車内はクエスチョンマークで埋め尽くされました。笑
ホテル到着!
ブラジルについてのファーストバイトはお肉♡
ブラジルはお肉が安くて美味しいんだって!
これは食べないといかんでしょ!ということ早速オーダーしました。(この後ブラジルでの食事はほぼ肉料理という事はつゆ知らず。笑)
赤身肉で非常に私好みでした!
この日はすぐにバタンキュ~。
サンパウロの夜の街にパトカーサイレンが響き渡っています。笑
ブラジル2日目の朝。
今日からミナスジェライス州ポソスデカルダスに向け移動です。
ブラジルの街並み。
道端にはユーカリの木が見渡す限り植えられていました。
近くには製紙工場があり、これが全て神になるそうです。
失礼しました。紙になるそうです。笑
だいぶ景色も変わってきました。山麓の小さな町です。馬車も走っていて良い雰囲気です。
4時間ほど移動して、本日から2泊するホテルに到着しました。先にチェックインをして、目的地である「BOURBON SPECIALTY COFFEES」(*以下BSC)
という民間輸出会社(シッパー)のオフィスに向かいます。このホテルから車で5分くらいです。
衝撃的だった事は写真の緑の線が見えますでしょうか?
4時間の移動で約350kmほど移動したのですが地図で見るとこれだけしか移動していません!
日本だと大体新潟~東京行く距離です。
ブラジルよ、なんて広いんだい・・・
てなわけで着きました、BSC!!!
よっしゃカッピングするぜ!と思いきや先ずは腹ごしらえんい向かいます!笑
着いたのはブラジル名物「シュラスコ」のお店です。
早くもブラジル2回目のお肉!
シュラスコは肉の部位ごとに串に刺さった状態でどんどん、どんどん運ばれてきて目の前で切り分けてくれます。言うなれば「わんこ焼肉」!!!笑
幸せでございます!!!笑
これでなんと1,117円!!!!!衝撃!!!!!
*私が行った時のレートが1BRL(ブラジルレアル)が28円くらいだったので
さて、お腹がいっぱいになったところで本日はカッピングではなくBSCさんの自社精製所&バヘイロ農園の視察に向かうことになりました。
精製所に到着です。ここはドライミルです。
ドライミルっていうのは乾燥された豆が届き、脱穀し、袋詰めする精製所のことをいいます。乾燥された豆っていうのは果肉がついた状態のものもあれば、パーチメントの状態でくるものもあります。
ちなみに、ここのミルはパーチメントの状態の豆しかありませんでした。
対してウェットミルはその前の乾燥までの過程を行う場所といっておきます。簡単に。
まぁとにかく大きいです。全てが。
インフラもめちゃくちゃ整っています。
これが豆選別機。
粒の大きさ、重さで落ちる場所が異なり選別されます。
そのあとはセンサー選別機に通し、欠点豆などを除去していきます。
袋詰め、在庫管理はICチップで全てデータ管理。
このように画面上に、豆の情報が出てきます。
豆袋を縫う機械もありました!
このドライミルでは年間約28万袋を製造しているそうです。約900袋/日詰めてるってことですね。恐ろしいですね!
ここから世界に飛び立って行くんだなぁ・・と、しみじみ。
ここからバヘイロ農園に移動します!
ここはカルモデミナスという隣町?エリア?になります!
さっきまではポソスデカルダス。ぜひGoogleマップで見てみてください!
マネージャーのジョンさん。
注目していただきたいのはジョンさんの決めポーズ。
ではなく、後ろの壁に掛けてある賞状の数々!笑
これだけ多くの賞を取っている、カルモデミナス最古の農園がバヘイロ農園です!
以後お見知り置きを。
日陰干しナチュラルを精製する乾燥場を視察。
絵になる2人ですね~
こちらは収穫豆や収穫時に地面に落ちちゃった豆たちです。地面に落ちちゃうとフェノール臭(薬品臭)がしてきてしまい、味わいが劣るそうです。
では捨てるのか、否。
国内消費用にこれも綺麗に精製して売るんですって。
日本人はこのフェノール臭って嫌うんですけど、ヨーロッパの方々(特にギリシャって言ってたかな)はこのフェノール臭を好むそうです。
お国柄ですね。面白い!!!
インダストリアル!
これも選別機。軽いものは真ん中に落ちていき、重いものは外側から出ます。遠心力を使ったクラシカルな選別機です。
これは乾燥機。梅雨の時期にこの乾燥機を使って洗濯物を乾かしたい・・・笑
奥に見える山、すべて農園です。
見えるところ全部農園って言ってました。笑
今回ブラジルに来るにあたってどうしても見たかったものがこちら。
コーヒーチェリーの収穫機です!!!
感動です。真ん中にブラシのついたローラーが2本あり、この間にコーヒーノキを挟みながら前進するとコーヒーチェリーが摘み取れる仕組みです!
高級モデルになると袋詰めまでしてくれるそうです。
なので収穫期が通った後には袋に入ったコーヒーチェリーが置かれていくという感じです!
これ、すごくないですか!?ブラジルすごい!!
それは1台2,500万円らしいです!高い!
でも、1台で400人分の働きをするから2年でPAYできちゃうんだって!工業化進んでるね~
最後はバヘイロ農園のマネージャー、ジョンさんと記念撮影!
ありがとうございました!
バヘイロ農園の豆扱いたい!!!
これにて2日目終了です!
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そして、
『[番外編]ちょっとそこまで行ってきた』の第1回目もこれにて終了です!
自称、日本一内容の濃い現地視察報告をコンセプトに書いていきますのでかなり読み応えがあると思います。
ま、ちょっとふら~っと行ってきただけなんですけどね。笑
皆さんがブラジルに小旅行した気持ちになれるように書いていきます!
*もっと詳しく、映像で観たい!という方は弊社Instagramのアカウント内、ストーリーのハイライトから観ることが出来ます。映像だとより現地の雰囲気が伝わりやすいのでぜひご覧ください。
では、2回目はまた2週間後のお楽しみに!
バイバーイ!
[番外編第1回]ちょっとそこまで行ってきた!(この記事)
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