まだオープンから1年ほどの新しいカフェ「アキハコーヒーハブ」。真っ白な外観と円いロゴが目印だ。店内は木目調のインテリアとデニム素材のソファが印象的。なかでも目をひくのはディスプレイされた「ファイヤーキング」のカップや食器類だ。
ファイヤーキングは、オーナーの吉田さんが10年以上をかけて集めた貴重なコレクション。以前は雑貨屋さんだったという吉田さんの好みで、アメリカ雑貨などの販売も行っている。
「ファイヤーキングと出会った頃に、いつかファイヤーキングで美味しいコーヒーを出すお店をやりたいと思いついた」と吉田さん。ファイヤーキングとの出会いは20代の半ば。そして37歳で雑貨店をオープンさせ、その後、新潟市内のカフェでコーヒーを学び、雑貨店を閉めて、この「アキハコーヒーハブ」を開業した。
元々はカフェラテに興味を持っていたため、ラテアートの練習をよくしていたという吉田さん。しかし、あるとき浅煎りのドリップコーヒー飲んで「口が騒いだ」という。その感覚が忘れられずに、ハンドドリップコーヒーにハマっていった。
「ファイヤーキングで美味しいコーヒーを出す」という夢を叶えた吉田さんのよろこびは、お客さんひとりひとりのライフスタイルに、好きな雑貨があるように、コーヒーもある、ということ。「同じアキハコーヒーハブのオリジナルブレンドでも、店で飲む味と家で飲む味は違っていていいと思う。自分がそのとき“美味しい”と感じるコーヒーが正解。ライフスタイルのなかに自然とコーヒーが馴染んでいる、それが一番うれしい。」
それぞれの楽しみ方、という意味では、店内の座席もこだわりの空間だ。2箇所のカウンターとソファ席には、それぞれの違った過ごし方がある。マシーン前のカウンターは、スタッフと会話を楽しんだり、コーヒーを抽出しているところを見て楽しんだり。ガラス面側のカウンターは、ひとりで本を読んだり、音楽を聴いたり自分の世界を楽しめるところ。そして友達とリラックスしてゆっくり話したいときはソファの席を。「その時々の気分に合わせて、楽しんでもらえたらと思います。」
吉田さんにとってのコーヒーは、いつも“生活を豊かにしてくれるもの”なのだ。
・エアロプレス(トレブル浅煎り)
ルワンダ、グアテマラ、エチオピア3種のブレンドでそれぞれシングルでも注文できる。(お湯の温度は82度/豆の量は1杯17g(中粗挽き))
・ハンドドリップ(深煎り、中深煎り)
味をはっきり感じ、豆の個性が口いっぱいに広がる。(お湯の温度は90~92度/豆の量は1杯17g(中挽き))
・ハンドドリップ(浅煎り)
オセアニア方式といってドリッパーの中を拡販させる抽出方法。味をはっきり感じ、豆の個性が口いっぱいに広がる。(お湯の温度は85度/豆の量は1杯17g(中挽き))
店舗情報 住所:〒956-0864 新潟県新潟市秋葉区新津本町1丁目1-1-6 ブランキューブ1F |