新潟県柏崎市。海のある穏やかな街にたたずむ「カフェコンフィーネ」。
北欧風のインテリアに星形の照明が目を引く店内は、ゆったりと音楽が流れ、やわらかく心地良い雰囲気となっている。カウンター席に腰掛ければ、目の前に見えるのはエスプレッソマシーン「LA CIMBALI」。この席では、コーヒーを楽しむ“特別感”がぐっと上がる気がする。
オーナーの坂井さんは24歳の若さでこのお店をオープンさせた。お店のこだわりを訊ねても、「特にない」と屈託のない笑顔で答える。そうは言いながら、ランチや手作りケーキ、日替わりのメニュー、インテリアなど、お店の随所に“こだわり”がうかがえる。
愛用のHARIO V60で1杯16gの豆を贅沢に使用して淹れるハンドドリップコーヒーは、まさに“こだわり”の淹れ方。お湯の温度は87℃、抽出は2分。心がホッとするような、おいしい一杯ができあがる。23時という遅めの閉店時間も、仕事帰りにひとりで立ち寄り、ホッとできる時間を過ごして欲しいという、“こだわり”の気持ちからだ。ちなみに、坂井さんが考える理想のコーヒーとは、「朝からずっと我慢して、一日の仕事が終わったときに味わうコーヒー」なのだとか。
小さな頃から「自分の店を持つこと」が夢だったという坂井さん。高校時代には飲食店でのアルバイトで接客の楽しさに気づき、卒業後は調理学校に通いながら、複数のお店をかけもちして修行をつんできた。20歳のときに移動販売車ではじめて独立開業。しかし、その後いくつかの挫折も経験した。
変わらないのは、コーヒーへの愛情だ。2017年6月に開催される第6回中越ラテアート大会。坂井さんは2年前からこのイベントの主催を務めている。同業者だけでなくたくさんのお客さんにも参加して見てもらいたいから、開催は夕方に。また、手元がよく見えるよう、演出は観客目線を大切に。そんなふうに、坂井さんはコーヒーを通じたさまざまな人たちとの交流の時間を、とても大切にしている。「この大会を見てもらうことで、コーヒーを少しでも好きになるきっかけが作れれば」と坂井さんは言う。
そんな坂井さんにとって一番好きなコーヒーを聞くと、「自分のお店のブレンドが一番落ち着くかな…」とのこと。カフェコンフィーネのブレンドは、グアテマラをベースに、香り高いエチオピアを加えた、ビターキャラメルでローストアーモンドのような味わい。じっくりと余韻を楽しめる一杯だ。
オリジナルブレンド使用のカフェラテ。濃厚なエスプレッソにミルクを入れたイタリア式の贅沢なカフェラテ。6オンスカップにかわいいラテアート付で提供してくれます!!コーヒーが苦手な方にも是非!
店舗情報 住所:〒945-0073 新潟県柏崎市桜木町13−4-2 |