2019.07.11 | マガジン |
農園で収穫された果実は集積場に集められ、種子(コーヒー生豆)だけを取り出します。このプロセスがコーヒー生豆の精製と呼ばれています。
コーヒーの果実からコーヒー生豆を取り出すには、それを取り巻くパルプ(果肉)やミューシレージ(コーヒーチェリーの果実に入っている粘液)、パーチメント(コーヒーチェリーのパルプとシルバースキン(銀皮)の間にある薄く柔らかなベージュ色をした内果皮のこと)を取り除く必要があります。
パーチメントがある程度乾いた状態までどのようにして持っていくかの違いから、コーヒー生豆の精製は幾つかの方式に分類されています。精製処理方法として、水洗式(ウォッシュド/ウェットプロセス)、非水洗式(アン・ウォッシュド/ドライプロセス)、水洗式と非水洗式のハイブリットである半水洗式(セミウォッシュド/セミ・ドライ・プロセス)の3通りの処理方法がありますが、今回視察させていただいたビジャビスタでは水洗式(ウォッシュド/ウェットプロセス)の精製処理方法を見せて頂きました。
BellaVista(ビジャビスタ)アグア火山の麓にあるウェットミル(精製場)
パティオ(乾燥場)、精製工程を経て天日干しされる。
とても綺麗で空気も澄んでいて気持ちのいい場所でした。ただ紫外線がとっても強いです。
農園で収穫された果実、コーヒーチェリーは集積場に集められ、その日のうちに精製されていました。
グァテマラはこの時が収穫期でした。発酵臭がとてもします!
↓パルパー。ここで果肉を取る。水の力で水槽へ流され、発酵が始まる。
↓水槽の大きさは縦8m、横4m、高さ2m程の大きさ。白いTシャツを着ている方は身長180cmオーバー。
パティオ(乾燥場)
大量のカスカラ
麻袋には有名店の名前がちらほら
袋詰めされ1ヶ月間程度保管したのちドライミルへ