学生の皆様が考案!?SDGs型の商品を専門学校と企業がコラボレートして開発しております!SDGsを広めるためのめちゃくちゃ面白い取り組みを行いました!
目次
・AIR(国際外語・観光・エアライン専門学校)について
・AIR×SUZUKICOFFEE SDGsの取り組みについて
・学生が考案したSDGs型商品開発!
1.「BEANS‘N’BLOSSOM』って?
2. ネーミング、ロゴやパッケージの想い
3.コーヒーのこだわり
・そして感動の発表会!
国際社会で活躍するグローバル人材の育成をはじめ、語学を軸にした様々な専門知識を学ぶことができる専門学校です。近年では「国際理解」の観点から「SDGs」についての学びも推進しており、様々な企業と連携した取り組みを行っております。
AIR(国際外語・観光・エアライン専門学校)の詳細についてはこちら!
2021年の春より!
AIR×株式会社タカヨシ様と共に「上級英語科」「日本語通訳科」の皆様と、
「本気でみんなで考えたSDGs型の商品開発」を目的に、授業がスタートしました!
当初は、一般社団法人新潟青年会議所のSDGsの造詣が深い有志から「SDGsとはなんぞや?」からの授業からスタートし、そして、印刷会社のタカヨシ様からはSDGsをテーマに、社会課題解決の考え方、マーケティング、商品開発のアイデアだし、会社見学、ロゴの作成からパッケージなど様々な授業を半年間にわたり行っていただきました。出てくる出てくるアイデアの数々。学生の皆様の恐ろしいぐらいのポテンシャルに鈴木コーヒーSTAFF一同、驚きの連続でした!!
そしてお待たせしました。とっても素敵な商品が出来上がりそうです!!
コーヒー豆と、シードペーパーを合わせた、
『BEANS‘N’BLOSSOM』という商品です。
コーヒーを抽出した後にコーヒーかす。これは肥料やたい肥などに混ぜると、良質な土ができることがわかっています。本来であれば廃棄するものを土に混ぜる。そして商品と一緒に同梱されている「シードペーパー」を土に混ぜるだけで、花が咲いちゃうんです!
「コーヒーの抽出カスを肥料にして、美しい花を咲かす」
なんて感動的な商品なんでしょうか。どんな花が咲くかワクワクです。
ちょっとここでシードペーパーの説明を。
シードペーパーとは、一度は紙ゴミとなった古紙を再生し,様々な花の種をすき込んだ、環境にやさしいリサイクルペーパーのことです。一晩水に浸けて土に埋めると,数日で発芽し,お花を咲かせるという製品です。
生徒の皆様から商品名のアイディアを募り、
100個ほどのアイデアから24個まで絞り、
投票を行ったり、どの名前の由来や響きが商品にふさわしいか、
思い描くイメージや目標により近いものはどんなものか慎重に商品名やロゴを考えていただきました。
その際の「どんな人に購入してほしいのか?」という目線も大切にしてもらいました。
そして皆でもみにもみまくって完成したパッケージデザインがこちらです!
SNSを使いこなす10代20代の若い世代、さらに家庭菜園などを趣味にしている方々に合わせて、柔らかい印象になるように淡いパステル調に水彩画で手書き風のデザインにしました。
ロゴは、コーヒーカップから花が咲いている様子をデザインした、商品のイメージが伝わりやすくてかわいらしいものになっています。
またこの商品の紙箱はFSC認証紙という、持続可能な森林資源活用に繋がる紙を用います。FSC認証を受けた製品を使うことで、地球資源の保護に貢献でき、また消費者も、このFSCのマークが入った製品を買うことで世界の森林保全を応援できる仕組みです。
ということでとってもとっても素敵な商品が出来上がりそうです!
※SUZUKI COFFEE STAFFが現地に買い付けに行った様子です。
※現地コーヒーチェリー
こんなに!学生の皆様が頑張ってるんだから、当社も本気で頑張らねばということで、
コーヒーのストーリーも大切にさせていただきました。
今回の商品はコスタリカ!
標高1600メートルに位置するタラス地区の農園で栽培されたスペシャルティコーヒーをメインに配合したブレンドです。
精製方法は蜂蜜のような質感と、
長い余韻と濃厚な甘さを楽しめるのが特長のレッドハニー製法と言う環境に優しい方法で精製されています。
通常のコーヒーでは収穫後に果肉を除去して種子についた粘着質を大量の水を使って洗い落としてから乾燥させます。その際たくさんの汚水が出るんですね。しかし、レッドハニー製法では、果肉もある程度残した状態で乾燥させます。そのため、大変手間はかかりますが水を節約して甘みも残すことのできる製法です。そして、さらに本商品は売り上げの3%がセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン様に寄付いたします。そんな特徴を持つサスティナブルなコーヒーです。
※コスタリカ プエンテタラス レッドハニー。はオンラインショップでも購入可能です。
①コーヒーの抽出カスの再利用。 ゴール12「作る責任使う責任」
②そして美しい花を咲かせる、パッケージもFSC認証。 ゴール15『陸の豊かさを守ろう』
③汚水を排出しないコーヒーの精製。 ゴール6「安全な水とトイレを世界中に」
④売り上げの一部をセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン様に寄付。 ゴール1・2「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」
⑤そして産学連携のこの取り組み自体が。 ゴール4・17「質の高い教育をみんなに」「パートナーシップで目標を達成しよう」
実に7つの目標に該当する「SDGs型商品」になりました!
2021年11月30日。
場所は新潟市民プラザ。
AIRの学生の皆様がこれまでの取り組みを発表する「SDGs活動報告会」が開催されました。当社代表の佐藤も参加。そして各クラスがそれぞれの取り組みを発表!おそらく、相当に練習をしたんでしょう、一切のカンペなしに1クラス15分から20分程度のプレゼンテーション!内容云々よりも、そのプレゼンそのものが素晴らしすぎて、、「もう地球の未来は彼らに託した」と代表がつぶやくぐらいでした。(笑)
※AIRの「SDGs活動報告会」に参加された生徒の皆様と各企業の皆様の集合写真。
※最後は「上級英語科」「日本語通訳科」の生徒代表の皆様と、㈱タカヨシの佐々木様、当社代表の佐藤でパシャリ!
会の最後には生徒の皆様と記念写真を撮って、当日は終了。
あっという間の半年間でしたが、
当社にとっても本当に学び多き時間となりました。
代表の佐藤も最後にこんなことを私たちにつぶやいていました。
「SDGsを本気で取り組むとある種の「制限力」が働き、従来のビジネスモデルをシュリンクさせてしまうことがある。しかし今回は全く逆だった。私たちではコーヒーと花を掛け合わせる発想なんか思いつくわけがない。若い人たちの逞しい創造力とSDGsがかけ合わせれば、無限にアイデアとマーケットを創造できる。もう若い人たちに任せよう。僕は引退する」
と。最後はえっ??えっ??ですが、
冗談はさておき、
「大人の皆様安心してください!地球の未来は明るいです!逞しい創造力にあふれた若い力がどんどん育っております!!」
締められているか不安ではございますが、
AIRの学生の皆様と創り上げた『BEANS‘N’BLOSSOM』のリリースを楽しみにしててください!!
長文にお付き合いありがとうございました!!