
2026.08.06 | Well Being | NEWS |
「朝イチのコーヒー」、実はもったいないかもしれません
目が覚めたら、まずコーヒー。
そんな習慣がある方は多いのではないでしょうか?
でも実は、その一杯は、コーヒーの効果を十分に活かせていないかもしれません。
今回は、科学的な観点から「朝のコーヒーのベストタイミング」をわかりやすくご紹介します。

(※イメージ画像)
朝のコーヒータイミングを考えるうえで欠かせないのが、「コルチゾール」というホルモンです。
コルチゾールは別名「覚醒ホルモン」とも呼ばれ、私たちが自然に目を覚ますのを助ける役割を担っています。
起床後30〜45分ほどをかけてピークに達し、その後ゆっくりと分泌量が下がっていきます。これは「コルチゾール覚醒反応(CAR:Cortisol Awakening Response)」と呼ばれ、多くの研究で確認されている生理的なリズムです。
ここで注目したいのがカフェインとの関係です。
カフェインは眠気の原因物質「アデノシン」の働きをブロックすることで覚醒効果をもたらしますが、コルチゾールが高い状態でカフェインを摂取しても、その効果が十分に発揮されにくいと考えられています。
さらに、このタイミングでのカフェイン摂取を繰り返すと、カフェインへの耐性がつきやすくなる可能性も指摘されています。
こうした研究をもとに、コルチゾールが自然に低下し始める起床後90〜120分後にカフェインを摂ることで、より効果的に働く可能性があると考えられています。

(※イメージ画像)
食後にコーヒーを飲むことには、もうひとつ大切な意味があります。
空腹時にコーヒーを飲むと、胃酸の分泌が促進され、胃に負担をかけることがあります。 朝食をとってから飲むことで、胃への刺激を和らげながらコーヒーを楽しめます。
また、欧州食品安全機関(EFSA)の報告によると、健康な成人における1日のカフェイン摂取量は400mg以下が安全とされており、コーヒー1杯(約150〜200ml)に含まれるカフェインはおよそ60〜100mg程度です。
朝の一杯を適切なタイミングで飲むことは、1日のカフェイン管理にもつながります。
ライフスタイルによって起床時間は異なりますが、時間帯別に整理するとこうなります。
・起床後すぐ(〜30分):コルチゾールがピークに向かう時間帯。コーヒーの効果が出にくい可能性あり
・起床後60〜90分:コルチゾールが落ち着き始め、カフェインが活きてくるタイミング
・起床後90〜120分:カフェインの効果が最大化されやすい、最もおすすめの時間帯
たとえば朝7時に起きる方なら、8時30分〜9時ごろの一杯が黄金タイムといえます。
(※イメージ画像)
コーヒーの効果を最大限に引き出すには、豆の質や淹れ方だけでなく、「飲むタイミング」も大切な要素です。
・起床後90分ほど待ってから飲む
・朝食をとった後に飲む
・1日のカフェイン摂取量は400mg以下を意識する
この3つを意識するだけで、いつものコーヒーがもっとあなたの体に寄り添う一杯になります。 無理に変える必要はありませんが、明日の朝から少し意識してみてはいかがでしょうか?
せっかく最適なタイミングで飲むなら、コーヒー自体の質にもこだわってみませんか?
SUZUKI COFFEEでは、毎日の一杯がより豊かになるよう、厳選した豆と丁寧な焙煎へのこだわりを大切にしています。
あなたの「朝の90分後の一杯」を、ぜひ私たちのコーヒーで。
【参考文献】
●Clow A, et al. “The cortisol awakening response: more than a measure of HPA axis function.” Neuroscience & Biobehavioral Reviews(2010)
●Lovallo WR, et al. “Caffeine Stimulation of Cortisol Secretion Across the Waking Hours in Relation to Caffeine Intake Levels.” Psychosomatic Medicine(2005)
●EFSA(欧州食品安全機関)「Scientific Opinion on the safety of caffeine」2015年
【ご注意】
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。カフェインへの感受性等には個人差があり、健康状態によって適切な摂取量は異なります。持病のある方・妊娠中の方・薬を服用中の方は、かかりつけ医にご相談ください。