
2026.06.26 | Well Being | NEWS |
毎朝のコーヒーが欠かせない。
そんな方も多いのではないでしょうか。
でも、更年期に差しかかったころから、こんなふうに感じたことはありませんか?
「コーヒーを飲むと、なんだかのぼせやすい気がする」
「最近、ホットフラッシュがひどくなった?」
「更年期でも、好きなコーヒーは飲み続けていいの?」
コーヒーと更年期の関係は、実はまだ研究が進められている途中のテーマです。
この記事では、最新の科学的知見をもとに、
コーヒーがホットフラッシュに与える影響と、上手につきあうための工夫をわかりやすくお伝えします。
(※イメージ画像)
ホットフラッシュとは、突然顔や上半身がカーッと熱くなり、発汗や動悸をともなう更年期特有の症状です。
エストロゲン(女性ホルモンの一種)の減少により体温調節機能が乱れることで起こるとされています。
更年期症状の中でも特に多くの女性が経験する代表的な症状のひとつとされていますが、
症状の強さや頻度には個人差があり、日常生活や睡眠に影響するほどつらいケースも少なくありません。
Mayo Clinic(米国)の研究グループが2015年に発表した報告(Menopause誌)では、
カフェイン摂取と更年期の血管運動症状(ホットフラッシュ・寝汗)との関連が指摘されています。
カフェインには交感神経を刺激し、血管の収縮・拡張に影響する作用があるとされ、
これがホットフラッシュのメカニズムと関係する可能性が考えられています。
ただし、「コーヒーを飲むと必ずホットフラッシュが起きる」というわけではありません。
研究の対象や結果の見え方も一様ではなく、個人差も大きいため、「ひとつのリスク因子になりうる可能性がある」という程度に理解しておくのが適切です。
(※イメージ画像)
コーヒーとの付き合いを、すべて断つ必要はありません。
コーヒーにはクロロゲン酸などの抗酸化物質が豊富に含まれており、さまざまな健康効果が研究によって示唆されています。
EFSA(欧州食品安全機関)のガイドラインでは、成人のカフェイン摂取量は1日400mg以下が目安とされています。
ドリップコーヒー1杯(150ml換算)に含まれるカフェインはおよそ90mgなので、
1日3〜4杯程度であれば多くの人にとって無理のない範囲といえそうです。
更年期だからといって、大好きなコーヒーを完全にやめる必要はないんです。
コーヒーと上手につきあうための、明日から使える実践ポイントをご紹介します。
カフェインを減らしたい日や、ホットフラッシュが気になる時期は、デカフェや低カフェインのコーヒーに切り替えるのも賢い方法です。コーヒーの風味や香りはそのままに楽しめます。
鈴木コーヒーでは、カフェインレスコーヒーのラインナップもご用意しております。
カフェインの覚醒作用は摂取後30〜60分でピークを迎え、半減期は約5〜6時間とされています。
夕方以降のコーヒーは睡眠の質に影響し、それが更年期症状の感じ方に関わることもあるため、午後2時以降は控えめにするのがおすすめです。
体を一気に温める飲み物はホットフラッシュを誘発しやすいといわれています。
少しぬるめのホットコーヒーにするだけで、体への刺激をやわらげられる可能性があります。
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更年期とコーヒーの関係を整理すると、こうなります。
● カフェインがホットフラッシュに影響する可能性を示す研究報告がある
● ただし個人差が大きく、すべての人に当てはまるわけではない
● 1日400mg以下(コーヒー約3〜4杯)を目安に、量とタイミングを工夫すれば、コーヒーは更年期でも楽しめる飲み物
● 気になる方はカフェインレスコーヒーなどの選択肢を検討してみる
大切なのは「やめる」ことではなく「賢くつきあう」こと。
自分の体の声に耳を傾けながら、コーヒーとの心地よい距離感を見つけていきましょう。
【参考文献】
●EFSA(欧州食品安全機関)「Scientific Opinion on the safety of caffeine」2015年
● 厚生労働省「カフェインの過剰摂取について」
● Faubion SS, et al. “Caffeine and menopausal symptoms: what is the association?” Menopause (2015)
【ご注意】
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。カフェインへの感受性等には個人差があり、健康状態によって適切な摂取量は異なります。持病のある方・妊娠中の方・薬を服用中の方は、かかりつけ医にご相談ください。