こんにちは、鈴木コーヒーです!
今回ご紹介する試みは、!
新潟県長岡市栃尾にある「WINE FARM TOCHIO」(ワインファームとちお)さんと鈴木コーヒーがタッグを組み、ワインの澱(おり)を活用した実験的なコーヒーです!このユニークなコラボレーションにより、これまでにない特別なコーヒー体験に向けて動いています!
美味しく、ワクワクと驚きのある新たなコーヒーの提供を目指して!!
公式サイトはこちら: WINE FARM TOCHIO公式サイト
インスタグラムはこちら:https://www.instagram.com/tochiowine/
WINE FARM TOCHIO(ワインファームとちお)は、新潟県長岡市栃尾地域に位置するワイナリーです。2001年に地域の基幹産業を創出する目的で葡萄の栽培を開始、当初は「アグリコア越後ワイナリー」へ委託醸造を行っていました。その後、2017年にワインと料理を提供する飲食店「葡萄の杜」を開業し、2020年からは赤ワイン用の葡萄栽培にも着手しました。そして、2023年に自社での醸造施設を設立し、ワインの一貫生産体制を整えました。
WINE FARM TOCHIOのワインは自社の畑の葡萄を100%使用した、単一農場・単一品種のワインです。
ワインの**澱(おり)**とは、ワインを醸造する過程で自然に発生する固形物や沈殿物のことを指します。これは、ワインの発酵や熟成の過程で液体の底に溜まるものです。
今回使用したT100-2024タナTannat品種の(赤ワイン用品種)の澱(おり)
今回使用したT100-2024タナTannat品種の(赤ワイン用品種)の澱(おり)。右:代表取締役 奈良場さん
澱は通常、濾過してワインから取り除かれることが多いですが、以下のように有効活用される場合もあります。
T100 は栃尾の「WINE FARM TOCHIO」の葡萄だけで醸造する、単一農場・単一品種の「栃尾産100 %」のワインです。
タナは、フランス南西地方の比較的暖かい地域原産の赤ワイン用葡萄。高いタンニン含有量が特徴で、色も味も濃く尖った味わいになりやすいため、他の葡萄品種とブレンドして使われることが多い品種ですが、「WINE FARM TOCHIO」ではブレンドはせずに、単一の品種のみで醸造するため、タナの特徴的な味わいがストレートに楽しめる。
左はブラジル原産のコーヒーの生豆、右はT100-2024タナTannat品種の(赤ワイン用品種)の澱
廃棄してしまう澱に、コーヒー生豆を浸けることで、澱に含まれるぶどうや酵母の旨味・香りをコーヒー豆に移し、独特な風味を生み出せるのではないかと考えました!
左:澱の水分がなくなっているのがわかる。右:しっかりつけられたのか、わかりやすい色がついた生豆。
浸漬時間: 約40時間
そのままの状態だと焙煎時に焦げる可能性があるため、一度洗い乾燥。そして焙煎。
左:乾燥機に入れ乾燥した後の生豆。右:ナナハン焙煎機でテスト焙煎
澱に浸すことで、以下のような特徴を持つコーヒーが生まれています!!
フルーティーなアロマ:赤ワイン特有の深みのある果実の香りが漂います。
まろやかな酸味:コーヒー本来の酸味に、ワイン由来の酸味がやわらかに加わります。
豊かなボディ感:ワインのコクが豆に移り、深みのある味わいに。
場違いにもワインのリリースパーティーにコーヒーを持参し、行って参りました。
ワインファームとちおのファンの皆さんがつくる、暖かく素敵な時間のなか、私たちが試作したコーヒーも、会の最後に試飲いただけました。
今回、リリースパーティーに参加させていただき、スタッフの皆さんとお客様のかかわりを身近で体験させていただいて、皆さんが栃尾という土地とワインファームとちおさんがとっても好きなことが伝わってきました。鈴木コーヒーもこのような時間をお客様と共有できたら、と思いました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました!!
「コーヒーの力で、人々の人生を感動で満たす。」
今回の取り組みが始まった経緯は、社内プロジェクトとして、「コーヒー開発プロジェクト」と銘打ち、新潟という地域を盛り上げ、新潟から発信される、美味しく、ワクワクと驚きのある。新たなコーヒーを!という想いから始まっています。
今回、ワインファームとちおさんとご縁があり、このような取り組みをさせていただいています。
新潟の地域と地域が繋がり、異なるジャンルが融合して、新たな価値を生み出す。
鈴木コーヒーとWINE FARM TOCHIOのコラボが生み出す「澱コーヒー」。 製品化はまだ先ですが、、、新潟の特別な体験を、今後ぜひご期待ください!
「WINE FARM TOCHIO」(ワインファームとちお)