「ニカラグア」と聞いてピンと来る方はなかなか少ないのではないでしょうか?
ニカラグアは、カリブ海と太平洋に面する中米の国です。地理的にはコスタリカとホンジュラスに挟まれたところにあり、中米最大の湖、ニカラグア湖を有しています。ことコーヒー豆に関していえば、コスタリカもホンジュラスも非常にバランスの良い豆を生産していて魅了的なのですが、個性が強いものが好きな私は、この「ニカラグア」が特に気に入っています。
ニカラグアの特徴は何と言っても「濃厚な甘み」そして「フルーティさ」です。コーヒー好きの方のなかには、「フルーティ」というとエチオピアを連想する方が多いと思います。私も初めて好きになった国はエチオピアです。ありとあらゆるエ
チオピアの豆を飲みました。そして、その先に行き着いたのが「ニカラグア」なのです(あくまでも最近の好みですが。笑)
エチオピアをストロベリーと例えるなら、ニカラグアはブルーベリーです。エチオピアにさらに甘みとコクを足した味わいです。この味わいには理由があり、ニカラグアの「ハニープロセス」という精製方法が深く関係しています。別名「パルプドナチュラル精製方法」。解説をしようとするととても専門的過ぎる話になってしまうので、ここでは「ナチュラル精製方法とウォッシュド精製方法の良いとこ取りをした精製方法」と簡単にお伝えします。気になる方は調べてみてください。ハニープロセスというだけあって、クリーンでありながら、蜂蜜のような強烈な甘みが特徴的な豆になります。
なのでハニープロセス(パルプドナチュラル)精製されたものを「ハニーコーヒー」と言ったりもします。
ニカラグアの豆は、蜂蜜のような濃厚な甘み、ブルーベリーのようなフルーティさ、時にワインのような風味のあるも
のもあります。興味が湧いた方はぜひ一度、お試しください。
PEOPLE
紹介してくれたバリスタ
白井渉
Wataru SHIRAI
新潟珈琲問屋 THE BAROQUE 勤務後
現在SUZUKICOFFEE焙煎士