
2026.08.24 | Well Being | NEWS |
朝のコーヒーは、一日の始まりをすっきりさせてくれる大切な時間ですよね。
そんなコーヒーについて、
「むくみに良い」や「飲むとトイレが近くなる」という話を耳にしたことはありませんか?
今回は、コーヒーの利尿作用と体の水分バランスの関係について、
科学的な視点からわかりやすくご紹介します。
(※イメージ画像)
コーヒーを飲むとトイレが近くなる、と感じる方は多いのではないでしょうか。
この現象の主な原因として挙げられているのが、コーヒーに含まれる「カフェイン」です。
カフェインは腎臓に作用し、尿の生成を促す働きがあるとされています。 具体的には、腎臓の血流量を増やしたり、ナトリウムの再吸収を抑制したりすることで、尿として排出される水分量が増えると考えられています。
ただし、この利尿効果には「慣れ」が生じることも知られています。 日常的にコーヒーを飲んでいる方は、カフェインへの耐性が形成されるため、利尿効果が比較的穏やかになるとも報告されています。
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むくみは、体の組織に余分な水分が溜まった状態です。
コーヒーの利尿作用によって余分な水分が排出されるなら、むくみに良いのでは? と考えるのは自然な発想かもしれません。
実際、カフェインには短期的に尿量を増やす効果があるとされており、一時的な水分の排出を促す可能性はあると考えられています。 しかし、むくみの原因は多岐にわたります。 塩分の摂りすぎ、長時間同じ姿勢でいること、ホルモンバランスの乱れ、腎臓や心臓の機能低下など、さまざまな要因が絡み合っています。
コーヒーを飲めばむくみがすっきり解消する、というわけではなく、原因に応じたケアが大切です。
むくみが気になる場合は、食生活の見直しや適度な運動、場合によっては医療機関への相談を検討してみてください。
「コーヒーは利尿作用があるから、飲むと逆に水分不足になる」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。 しかし、この点については現在の研究で少し違った見方もされています。
欧州食品安全機関(EFSA)のガイドラインでは、適度なカフェイン摂取(1日400mg以下、コーヒー換算でおよそ3〜4杯程度)は健康な成人にとって安全と考えられており、通常の水分摂取の一部として捉えることができるとされています。 コーヒー自体の大部分は水分であり、利尿作用による水分損失を差し引いても、大きなマイナスにはならないと報告されています(Maughan & Griffin, 2003)。
もちろん、コーヒーだけで水分補給を賄うのは推奨されませんが、日常的な適量摂取であれば、過度に心配する必要はないと考えられています。
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顔のむくみが気になる朝は、起床後すぐではなく朝食後にコーヒーを飲む習慣がおすすめです。
空腹時は胃への刺激が強くなりやすいうえ、食事と一緒に飲むことで胃への負担を和らげながら、適度な水分排出をサポートできます。
また、コーヒーだけに頼らず水もしっかり飲むことが大切です。体内の水分循環を整えることが、むくみにくい体づくりの基本になります。 「コーヒーで水分が補える」と考えず、水との併用を意識しましょう。
コーヒーと水分バランスについて、日常生活で意識しておきたいポイントをまとめました。
・コーヒーは1日3〜4杯程度を目安にするのが望ましいとされています
・コーヒーと並行して、こまめに水や白湯を飲む習慣をつけるとよいでしょう
・夕方以降のカフェイン摂取は睡眠の質に影響することがあるため、タイミングにも気を配ることをおすすめします(カフェインの半減期は5〜6時間)
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるとされており、一時的に水分の排出を促す可能性はあります。
しかし、むくみの根本的な解消につながるかどうかは、その原因によって異なります。 また、適度な摂取であれば体の水分バランスを大きく崩すものではないとも考えられています。
(鈴木コーヒーとバウム。新潟伊勢丹地下一階内)
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【参考文献】
・Maughan RJ, Griffin J. “Caffeine ingestion and fluid balance: a review.” Journal of Human Nutrition and Dietetics(2003)
・Armstrong LE, et al. “Mild dehydration affects mood in healthy young women.” Journal of Nutrition(2012)
・EFSA(欧州食品安全機関)「Scientific Opinion on the safety of caffeine」2015年
【ご注意】
本記事は一般的な情報提供を目的としており、医療上のアドバイスではありません。カフェインへの感受性等には個人差があり、健康状態によって適切な摂取量は異なります。持病のある方・妊娠中の方・薬を服用中の方は、かかりつけ医にご相談ください。