こんにちは!
UNLIMITED by SUZUKICOFFEEの釣巻です!
珈琲界隈の皆様の間では「妖怪」のニックネームで親しまれております♪(由来が気になる方は、ぜひお店にてこっそり聞いてみてください…!)
珈琲が大好き妖怪は、毎朝サイフォンで珈琲を楽しんでから1日をスタート!しています。
また普段から珈琲への探求心で研究を重ねております。
ということで、やってみたシリーズ今回のテーマは
「珈琲器具の可能性を広げよう!サイフォンで出汁を淹れてみたっ☆」
です!!!
冬の寒い日に私が市販の出汁をすすり、暖をとりつつ過ごしていたある日、
後輩から「サイフォンで出汁を淹れてみては?」との提案が……。
天才かっ!((((;゚Д゚)))))))
これはやるしかありませんねぇ!
ということで、淹れていきましょうか!
まず、皆様はサイフォンがどんな器具かご存知でしょうか?
喫茶店などでマスターが淹れているイメージもあるかと思います。
淹れている様子を簡単に説明すると……
フラスコで沸いたお湯がサイフォンの上のパーツであるロートを刺すことによって
蒸気圧でお湯が上がっていき、
そこで湯と粉を混ぜて火を止めると、戻る力が働いて下のフラスコに珈琲になった湯が吸い込まれていく。
というものです。
ロートにはフィルターが付けられているので粉が濾過されて珈琲が楽しめるという訳ですね!
サイフォンは誰が淹れてもレシピ通りにすると再現性が高く安定して淹れられるところも魅力のひとつです。
戦後、昭和の喫茶ブームで活躍し、今も老舗の喫茶店でサイフォンを使用しているところが多いですね。
また、日本にサイフォンが入ってきたのは大正時代だそうです。
医療用品の輸出業者だった河野彬氏がシンガポールに行ったときに美味しい珈琲が飲みたいからと、持っていたフラスコを使って珈琲を淹れたのが始まりといわれています。
河野氏はのその後1925年に”珈琲サイフォン株式会社”を設立し、珈琲器具販売や、コーヒー豆焙煎加工販売をスタートさせました。
今も特にドリッパーやサイフォンで「コーノ式」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。
では、座学はここまでにして
そろそろ出汁の準備に取り掛かりましょうか!
鰹節は短い時間で味が出やすいので、一瞬で抽出が終わるサイフォンに適していると予想します。
さて、どんなお味になるのか楽しみです♪
使用するサイフォンは
HARIOさんのサイフォンテクニカ2杯用のものです。(商品ページはこちら)
なんかサイフォンって置いてあるだけで
珈琲オタク感が出て、いい感じですよね(ニッコリ)
今回、出汁は鰹節と昆布を用意しました。
合わせ出汁なら、飲むだけでなく料理にも使いやすそう!という魂胆からです。
きっと美味しい煮物や茶碗蒸しになってくれるでしょう。想像すると、お腹が空いてきました(笑)
・鰹節 10g
・昆布 2ミリ角1g
抽出時間は60秒です。
今回はサイフォンを買うと付いてくるネルフィルターではなく、紙のフィルターを使いました。
この湯が上がっていく瞬間はいつもワクワクします!
出汁が湯に浸かりました♪
ここで旨みを引き出しーーー!
再び、フラスコに舞い降りましたっ!
さて、実食ですね。(ドキドキ)
カップに顔を近づけた瞬間、鰹の香りがブゥワッと派手に迎えてくれます。なんて香りが強いのでしょう!
一口啜ると鰹の香りが弾けるように瞬発的に鼻の奥に広がり、昆布が上品でまろやかな口当たりにしてくれます。甘さが引き立ち、後味に余韻が長く続く……
ロングアフターテイスト!
(※出汁を飲んだ感想です。)
驚きの美味しさです!
サイフォンで淹れる出汁は、
香りの強さが1番印象的でした。
そのまま飲んでも美味しいですが、この出汁を茶碗蒸しにして食卓にもう一品♪
・卵1個
・サイフォン出汁 100g
・塩ひとつまみ
500wの電子レンジで2分
(固まらなかったら10秒ずつ加熱して様子をみてください。)
香りも喉越しも良く!
美味しいです!
サイフォンで出汁をとって茶碗蒸しを作るって、なかなかないとは思いますが夏休みの自由研究みたいな気分で挑戦してみるのも、楽しいものです。
皆様、いかがでしたか?
サイフォンの可能性と楽しさを感じていただけたら幸いです!
本日、私が使っていたサイフォンテクニカは伊勢丹地下1階アンリミテッドにて販売中です!
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